レーサーに乗って「マラソンやロードレースや車いす駅伝に出場してみたい」と思っている選手や、実際に練習はしているけど「思ったように速くならない」。そんな選手にはぜひおすすめ。日誌をつけていれば、自分の練習に関するアイデアが沸いてきます。また自分の練習結果を活字で後日振り返り見ることができます。時には、一般のマラソン関係の本を読み参考にするのもお勧めです。日誌の記録方法はノートに書いたり、コンピューターに記録する方法もあります。私の場合指導日誌に記録する内容は、選手に指導した要点や記録、気づいたことや練習のアイデアなどです。また選手の車いす上のポジションやフォームの画像(デジタルカメラやビデオ)などもデジタルカメラの連写モードで撮影しコンピューターに保存し、選手に見せるなどの工夫も行っています。選手の場合は、練習の内容・天候・体調・練習場所・走行距離・最高速度・工夫した点、気づいた点指導された点など記録すれば良いと思います。ぜひ取り組んでください。
「どの大会にでようか?」良くまようことが良くあります。車いすマラソン選手の場合、多くは中距離種目からマラソンまで取り組みます。時期によっては車いす駅伝やトラック種目の為のスピード練習中心に取り組む必要もあり集中して自分のフォームの悪いところを修正する時期も必要です。また住んでいる地域によっては冬期が長かったり、夏季が長かったり季節や気候の違いが有りますので車いすマラソンランナー全てが同じスケジュールを立てる必要はありません。1年間全てのレースが100%のトレーニングと体調でのぞめることはありません自分の目標とするレースでのタイムや順位などを明確にして、計画的にトレーニングを考えましょう。年間計画ですが、12月と1月をシーズンオフとして考え、この時期には何が自分に必要なのかを考え、必要なトレーニングに落ち着いて取り組むようにしています。またシーズン途中に変更できなかったことなど取り組む時期と考えています。いわば次へ速くなるための下ごしらえの時期です。けっして休むだけの時期ではないので「ご注意!!」。以下に、年間の計画例を参考にしました。しかしあくまでも例ですので、自分にあったものに変更することをお勧めします。
年間練習計画例:
1月:フォーム修正と筋力アップを中心に土日には長距離も走ろう
2月:車いす駅伝にむけて、ロードでスピードアップ
3月:ハーフマラソン:駅伝の延長のつもりで、ただし土日には長距離も!
4月:スピード練習:5月のトラック大会に向けて、トラック練習中心。
5月:日本選手権大会(トラック・中長距離):シーズン前半の総まとめ
6月:持久的練習:土日のロング中心の練習(40km以上)
7月:ハーフマラソン:3月の記録と比較を!
8月:スピード練習と持久的練習:暑さに注意して!この時期の練習が秋に影響する。
9月:持久的練習:走り込み中心になりますが、スピード練習で刺激も加えます。
10月:持久的練習:走り込みと10kmや20kmのスピード練習も加えます。徐々に疲労を抜きます。
11月:大分国際車いすマラソン大会
12月:今年1年間の反省と来年に向けての取り組みを明確にします。
トレーニングは、ウエイトトレーニングと持久的トレーニングを行います。
次回は、身体の変化を知ろうです。